ぎゅっとコンパクトに
昔、どこかで「五七五七七」で喧嘩する夫婦の話を見た。
言いたいことを短歌?にしようとしてる内に冷静になるらしい。バカらしくもなるだろう。
喧嘩なんて、互いの火に油をかけ合うようなもんだから(少なくとも私たち夫婦は)この方法はうまいなぁと感心したものだ。
ところがどっこい。
実践するにはまず相手の理解と同意が必要で、哀しいかな、うちの夫はこういうのを面倒くさいと嫌う質。
私が一人
ちょっとまて
自分の職場の
年賀状
ぐらい自分で
整理したまえ
(苦しい!)と言っても、のってはこないのだ。
のってこないどころか、こちらにまだ余裕があるとみて、地雷を踏みにくる危険すらある。
よろしくない。大変によろしくない。
先日、地味杯に託けて愚痴を103字に収めようとしたところ、そりゃ〜もうスッキリした。
ダラダラ愚痴ろうと思えば、えぇ、1000字は超えただろう「こんにゃろめー」がなんとか1/10程度に収まった。収まるもんだな、と思ったらスッとした。
怒りも、不満も、恨み辛みも…思いつめると底無し沼で、足掻けば足掻くほどどつぼに嵌る。
これを100字程度にまとめようとしてみると、意外と本質が見えてくるかもしれない。
本質とだけ向き合えば…底無し沼に嵌らずにすむかもしれない。
かもしれない、というか
そうであってほしい。
負の感情ほどぎゅっとコンパクトに纏める練習をしてみよう。
そして冒頭の「五七五七七」夫婦喧嘩に戻る。
ほんと、うまいなぁ〜
言いたいことを伝えたいだけで、傷つけ合いたいわけじゃないんだもんな…
ちょっと真剣に提案してみようかしら?
※当時、お便りで「オネエ言葉で喧嘩すると真剣な喧嘩にならない」という話を聞き、こちらは時々子どもに対して実行している。
「ちょっとアータ!制服脱ぎ散らかしてんじゃないわよぅ!」文字にするとデヴィ夫人