新しい春
春休みが終わる前に、と息子のお友だち家族とお花見ピクニックに行ってきた。
「小さい子ばかりで公園…お姉ちゃん、大丈夫ですか?」とお友だちママさんに心配されたけれど、心配御無用とばかりにアスレチックのてっぺんで全力花見をしているのが今度中学2年生になる娘である。
幼稚園児と同じ目線で楽しめる、“ワクワクが原動力”なところがうちの娘の良いところ。
(け、決して幼いわけでは……)
中学に入学してから、ブログに娘のことを書くことが減ったように思う。
というのも、娘の成長を感じる場面が「家族」間から「友人」間に少しずつ変わってきたと感じるからだ。
私の目に映る子どもたちの様子を綴って公開するのと、娘から聞いた話を通して感じたことを公開するのとでは似ているようで大きく違う、と思う。
ザ・思春期!…というようなわかりやすさはないけれど、少しずつ娘と私の距離感は変わってきているように思う。
喜びも悲しみも、彼女の心が大きく揺れてキラキラ成長する瞬間は家族との時間よりも友だちとの輪の中になった。部活でも教室でも、そんな風に一緒に笑って成長できる友だちに恵まれたようで、ほっとしている。
明るい光の中で、青春を青春とも思わずまっしぐらに駆け抜ける姿は頼もしく、嬉しい。
そして、こうやって巣立っていくんだなと思う瞬間だけ、ほんの少し、淋しい。
いやいや、淋しいなんて気持ちはほんの一瞬なんですけどね。
今日から始業式。
幼稚園児と変わらないくらい無邪気な娘にも「後輩」ができる。
去年の今頃「ぽひー」と頼りない音を出して照れ笑いしていたクラリネットも上達し、今年は部活勧誘にワクワクしているようだ。
「部活見学の一年生が教室に入ってくるたびにファミマの自動ドアの音を再現しようね、てクラ仲間と話してるの♪」
なんじゃそりゃ。
ワクワクを原動力に、Go!Go!娘!!