自戒をこめて
虐待死のニュース
胸が痛む。幼い少女の悲痛な言葉に涙が溢れる。5歳の女の子のノート、反省文を書きなさいとでも言われていたんだろうか。
もうパパとママにいわれなくてもしっかりとじぶんからきょうよりもっともっとあしたはできるようにするから もうゆるして
ゾッとした。
ついさっき「毎日、毎日同じことで怒られて…ちょっとは意識したらどうなん!」と怒鳴った私。
泣きながら「やろうと思っとったし!」と怒鳴り返す娘に『何その態度!』と思った私。
見ず知らずの少女の痛みを思い、涙目になりながら、ハッと隣に座る娘を見た。しらっと何食わぬ顔でスマホをいじっている。
娘の目を直視できそうになかったからホッとした。
慣れは蝕む。
泣く程に傷ついた目の前の我が子に『泣くぐらいなら気をつけなさいよ!』としか思わなかったくせに、何を泣いてるんだ、私。
怒りたくない、怒りたくないから怒っている自分にストレスを感じ、それが神経を逆撫でする。
虐待する親の気持ちはわからない。
でも、怒鳴っている時、怒っている自分に興奮した、怒っている私はきっと鬼のような顔をしている。
少女の死を悼むと共に、私は昨日よりももっと我が子を大事にします。
偽善的な自分に気づかせてくれてありがとう。ごめんね。どうか安らかに。