くまんち

なんてことない、日々のこと

暗中模索の二人三脚(マイホームのこと①)

記録することで反省し、冷静さを取り戻したいと思って書いたものの、まとまらなかった。

 

私たち夫婦は喧嘩が多い。
ひどい時は毎週喧嘩している。そして今がそのひどい時だ。

国会の答弁を見ながら、大の大人が大事な話をギャーギャーと野次を飛ばす様子にもっと淡々と進めた方が効率いいんじゃない⁈…なんてわかったようなことを思うくせに、私も同じだ。
話し合いにならない。喧嘩だ、喧嘩。バカみたい。

 

議題は [ マイホーム ]

マイホームを購入する前は二人とも「シンプルでいいから、家族が過ごしやすい家にしたいね」なんて殊勝なことを話していたが、過ごしやすい家という漠然としたものを具現化するのは大変だ。
借金してまで買うからには後悔するわけにはいかない。「本当にこれでいいのか」と逐一話し合い、口コミ収集。図書館からどっさりと関連書籍を集め、建築家さんの書いた本を読み漁る。
とはいえ、現物を見ていないのだから全てが脳内シュミレーションの域を超えない。不安は消えない。


夫婦揃って暗中模索。

 

こういう時に専門家である工務店の意見を信じればいいのに、

「相手は商売だからある程度の水準に達したら『大丈夫』と言うだろうけど、それが自分たちにとって大丈夫だったとは限らない!」と夫が言い、心配性の私は不安になり動揺する。
動揺していては冷静な判断が鈍ると思い

「ある程度の水準に達した箱があれば、あとは暮らしながら工夫したらいいじゃない」と言うと

「本当にその水準に達してるのか⁉︎考えることから逃げるな!」と返ってきた。

逃げるってなんだ!と火がつき喧嘩になる。

夫が火蓋を切るパターンを挙げたが、私がいらぬ一言を添えて火蓋を切ることもある。

 

二人とも不安なのだ。

 

お互いが互いの判断に客観性を求めようとして、ぶつかり合っているのだ。

夫婦は二人三脚、と言われるけれど、今、私たちの足並みは乱れている。お互いに揃えようとしてそれぞれが自らの歩幅を見失っているような体でどうにかこうにか前進している。
不細工でも前進している限り、最悪ではないとは思いたい。
(こういう時に「何やってんだ、しっかりしろ!」と言わない夫なら…と思うのだけど、逆にこういう時に妻の私はどうしたら喧嘩にならないのだろう…)

親の私が現状を無理にでも前向きに捉えようと、娘はかわいそうだ。毎週のように夫婦喧嘩を見せられ、両親は毎日ピリついている。

 

家族が幸せに過ごせる家を目指しているのに本末転倒だ。

 

そんなこんなでぶつかり合いながらも、やっとマイホームの間取りや設備を決めてきたのに予想外の問題発生。またも私たち夫婦は不安を揺さぶられているのだが、長くなったので改めて。