四つ葉のクローバー
猛暑、酷暑
あまりにも暑いので息子との散歩もゴミ捨てのついで、朝になった。
散歩コースはうちの横の河川敷。
10数年前、台風で氾濫した川の水害対策の為、この河川敷はよく整備され、芝生も青々と美しい。
シロツメグサにシジミチョウが舞うのを「お!」と指差し息子が笑う。
娘が小さい頃もこうしてよく散歩した。
娘はこの芝生にコロコロと寝込んで、ふわふわの髪に芝生を絡めてころころと笑っていた。
息子は、というと両手いっぱいにクローバーを握り締め、引きちぎり引きちぎりケラケラ笑っている。
同じ親に育てられてるのに、違うもんだ。
「葉っぱ、大事よ。引っ張ったらダメよ」と息子の手を握った時に四つ葉のクローバーを見つけた!
四つ葉のクローバーを見つけたのなんていつぶりだろう。
ダメよ、と言った側から摘んできてしまった。
周りのシロツメグサの花も数本。息子に引っ張られて折れてしまったクローバーやヒメジオンも…ごめんね、今週末、河川敷の草刈りで一掃されちゃうからってことで許してね。
学校から帰った娘にも見つけさせてあげよう。
「いいなぁ〜」と少し眉を下げて笑う顔が目に浮かぶ。
やっぱり、娘も一緒に探しに行こうかな。