くまんち

なんてことない、日々のこと

初雪の日

昨日のことだ。

寒い、寒いなんて言いながら洗濯物を取り込んでいると視界の端で雪が舞ったような気がした。

見間違いかと目を凝らすと、北風に混じって白い綿雪がちらちらと…わ!やっぱり!!

「雪が降ってきたよー」

取り込んだ洗濯物を暖かいリビングに運びながら知らせると、子どもたちは飛び上がって窓の外を見に行った。

「えーほんと?雪、わかんないなぁ」

「ほんと、ほんとー」

2階のベランダに干した小物類を取り込むため階段を上がっていると、玄関の開く音が聞こえた。

「わーーほんとだ!雪だーーーー!!!」

息子の大きな声。追いかけるように「上着上着!」と娘の声が続く。

お姉ちゃん、助かるよ〜と感謝しつつベランダに出ると、隣のお家の小1の子が「ほんとだ!雪降ってるー」と飛び出すのが見えた。反対隣の兄弟も白い息を吐きながら走り回っている。

雪だ、雪だと笑う子どもたちの声を聞いていると、私の中の“こども”も一緒になって笑いだす。

雪雲はあっという間に北風に攫われ、積もるまでもなくやんでしまった。

雪が珍しい地域の、初雪でした。

ただそれだけなんだけど、雪が舞うとなんだかウキウキ。

でも、温かくして風邪には気をつけなきゃね。

楽しい冬を過ごせるように。