ちいさな第一歩
「やりたい!て思う前に反射的にダメダメダメ!!て…こうやって私は自分を空っぽにしてきたのかと思うと涙が出てきて…」
塾帰りの娘をお風呂に急かして、リビングを片付けているとつけっぱなしのテレビから聞こえてきた。西園寺さんは家事をしない、ってドラマのワンシーンだ。
“母親だから” “私がしなきゃ“そうやってやりたいことを我慢してるうちに、手が掛からなくなって時間に余裕ができた時にはもう、やりたいことがなくなってしまった。
そんな独白の時から耳はテレビに釘付け。
あー…わかるなぁ
私も、このままじゃ空っぽになっちゃう!て泣いたことがあった。そこをやり過ごして、自分の好きなことややりたいことが「子どもが喜ぶから」に変わっていったり、「子ども」が喜ぶからでなくて私が好きなことって何だろう…てわからなくなっている自分に気づいてみたりしながら…今、だ。
子どものことが好きだから、優先するのが当たり前になり過ぎて自分が見えなくなっちゃう苦しさ。
それはもう、愛情の深さだとか心の強さだとかで避けられるような問題ではないのだ。もちろん、そんなことに苦しさを感じることなく朗らかに過ごす人もいるだろうけれど。
一度鎌首をもたげてしまったら、とことん向き合うしかない。
このドラマ、いつも夜家事の間になんとなく付いているテレビという感じでまともに見ていなかったけれど、ちゃんと見ればよかったかも。…と思いつつ、家事片付けて翌日の準備をしているうちにラストを見損ねた。こんなんばっかである。(TVerで無事視聴。いつもお世話になってます、TVer)
short noteというエッセイサイト(2022年6月15日サービス終了)にぽちぽちと自分の日々を綴っていた。このブログの古い記事はそこからの転載です。
幸いにも男女問わずいろんな方がコメントをくれ、コメントをくれた方々の綴るノートを読みに行くうちに、専業主婦の私が普通なら出会わないだろう職種や地域、世代や性格の方々の日常や考えを垣間見ることができた。いろんな人がいろんな価値観を持ってそれぞれの毎日を生きている。可もなく不可もなく、でも時々スペシャル吉or凶。内容は違えど皆そんな毎日を生きている。
言葉にすると当たり前のようだけど、そんなことになんとなく励まされていた。
自分が空っぽになっていく感覚に溺れることなく、私が現状の自分自身と向き合えたのはshort noteがあったおかげだろうと思う。
子ども中心、私自身には何もないの?!と自分を情けなく思ったりもしたけど、そんな子ども中心の私のノートを読んで温かいコメントをくれる人がいてくれたことにどれだけ励まされていたか。ありがたかったなぁ…
改めて感謝ぺこりm(_ _)m
さてさて。そんな私の近況ですが、今は幼稚園の給食調理員として朝からおやつ時まで走り回っています。
「幼稚園の給食はぜんぶ美味しい!」と息子がモリモリ食べていた給食を卒園後に私が携わるようになるなんて…ご縁ってものはわからないものだ。
この9月からスタートしたばかりの新しい生活リズム。ようやく慣れ始めたものの、てんてこまいで怒られてばかり。
でも、案外楽しい。
ささやかながら、久しぶりに私は私のスタートを踏み出したのだ。
あらよっと!