コロナ禍の夏、3年目
今、私の中で天使と悪魔が大喧嘩している。
天使 「第7波、この増え方はひどいよ。幼稚園でも中学校でも学級閉鎖が出始めているのに、帰省なんて…諦めるしかない」
悪魔 「私たち家族には誰も症状がないんだし、マスクはもちろん、小まめに消毒しながら帰ればいいんじゃない?キリがないよ」
天使 「万が一、島の、おばあちゃんの集落にコロナ持ち込んじゃったらどうするの?重篤な症状が出たら?おばあちゃんにだけじゃなくても、周りに迷惑をかけることになったらどうするの。ワクチンは罹らないことを保証するものではない」
悪魔 「万が一、というのなら!このまま会えないまま、万が一に万が一があって永遠に会えなくなるかもしれないじゃない。そうなった時後悔しないの?高齢なのよ。自分たちができる最大限の予防をすれば…来年だって、きっとコロナはまた夏に猛威を振るう」
議論ではない。喧嘩だ、大喧嘩。
だって答えが出せないんだもん。
どちらも、ただ当たり前のように健康で笑って家族に会いたいだけだ。どちらの後悔だってしたくない。
夏休みに入ってすぐの週末に、長崎の五島に住む祖母の家と、実家に帰省する予定だった。今年は全員ワクチンを接種したし〜♪と早くから船も予約して、お土産も吟味して、楽しみにしていたのだ。
なんというか、予想よりも第7波が早かった…流行は8月頭だろうと思っていたのに。
私の中の天使も悪魔も泣いている。
「仕方ない、どうしようもないよ…」と私は間でおろおろするだけだ。
歯痒い。
この歯痒さ、あと何年続くんだろう。
子どもたちがすくすくと成長するように、親は、家族は老いていくというのに。
あーもう!
愚痴がひどいので最後に息子(5歳)の描いたひよこの絵を置いていきます。
あふれるふわふわ感
ぴよ!