くまんち

なんてことない、日々のこと

ちゃんと、幸せでした

昨日、久しぶりに素直に娘を抱きしめることができた。
 
娘は口癖のように「ねぇ、ぎゅーして」という。
おしゃべりできない赤ちゃんの頃から、両手を広げて「ぎゅ♡」
 
かわいいんです。すっごく愛おしいの。
なのに、「ぎゅーして!」と言われる度に胸が痛かった。
寂しいよ、愛情が足りてないよ
というメッセージのような気がして。
 
こんなにこんなに大好きなのに、愛しているのに、私の愛情が足りないの?寂しいの?
ダメなお母さんでごめんね!
という気持ちに支配されながら、抱き締めていた。
 
伝われ、伝われ!!って。
 
抱き締めた娘が嬉しそうにするのを見て
「やっぱり足りてなかったのか」
もっと、もっととせがまれて
「また愛情を伝えられてない!ごめん!」
 
最初の子だから、というのもあるし、私自身が頭カチカチマニュアル人間だからというのもあると思う。
本や雑誌、ネット、テレビ、いろんなもので情報収集しては焦っていた。
 
「母親の愛が重い」「毒親」なんて言葉を知れば
私も重い、毒親なんじゃないかと不安になり
 
「人によって愛の受け皿の容量は違う」と聞けば
娘を満たすには私の愛情は足りないんじゃないかと不安になった。
 
昨日、たまたまこんなのを見て↓
 
https://conobie.jp/article/12169
 
娘じゃ〜ん!と思った。
 
 
うちは今でも夫と二人でサンドイッチハグしちゃうもんね♪とか
「もぉ〜お母さんもお父さんも私のこと好き過ぎるんだもん、しょうがないなぁ(*´Д`*)」なんて言っていたことや、
アイドルになる!と言っていたのに、生で見たアイドル…ファンのオタ芸の迫力に
「もう、アイドルやめる。私、お父さんとお母さんのアイドルだから、他の人のアイドルにはならない!(`・ω・´)」なんて言っていたことを思い出して、ふふふとなった。
ラブリーさにかけては負けてないわよ〜うちの娘♡ふふふと一人笑ったら、無性に娘のことが抱き締めたくなった。
 
夜、相変わらず「お母さ〜ん、歯磨き終わったらぎゅーしてね〜」なんて言う娘をぎゅーとすると、何の焦燥感もなくただただかわいかった。
 
「はぁ〜やっぱりぎゅーはいいね〜」なんて言う娘の言葉に素直にほくほくできた。
 
それを見ていた息子が「じ♡って!(ぎゅー♡して、と言えない息子)」と私と娘に駆け寄るのを、夫が拾いあげて
「はい、お父さんぎゅー♡」とやっていた。
 
お父さんじゃないよ〜と暴れる息子に顔を揉みくちゃにされながら笑っている夫と、それを見て笑う娘を膝に乗せて、
 
なんだよ、幸せか!
 
と思った。
娘はず〜っと素直に伝えてくれてたのに、バカだなぁ…私。
 
数年ほど見失っていた幸せがクリアに見えた。