くまんち

なんてことない、日々のこと

ちくる

“ちくる”時のフレーズ。今日の広辞苑バトンが個人的にタイムリーで面白かった。

娘は時々くよくよ虫にやられる。
「お母さん…ちょっと失敗しただけなのに、
“いーかんのか、いかんのか、せーんせいにいってやろ”ってバカみたいに歌われるの、なんかやだ」

「ちょっと待って!」
ごめん、娘!母は「気にすることないよ」と言ってあげる前にその囃子歌が気になってしょうがない!

「香川は“いかんのか”なの?いけないの、いけなくないの?質問してるの?どーゆーこと⁉︎」
私は長崎から嫁いできたので、方言の細やかなニュアンスがわからない。おまけにこんな風に囃し立てられるはずもないもんだから、初耳!

「知らないよ〜いかんのじゃない?」
娘も幼稚園の間は東京にいたので、讃岐弁はビギナーだ。
「ね、ね、お母さんが小学生の時は何て言ってたと思う?」

「えー昔からあるの?」

「そうよ!お母さん達はね、“いーらんたい、こーらんたい、せーんせいにいってやろ!”だったよ〜」

「やっぱり、たいが出てきた〜」
ゲラゲラ笑う「お母さん達、すぐ“たい”って言う〜」

「言うよ〜よかたーい」

「呪文みたーい」

「ほんとやね〜」

いらんこと、というのは悪いことのこと。
こらんは……たぶんなんとなく調子をとってるだけ、かな?来らん、じゃ変だし。

そんなこんな話しているうちに娘の“くよくよ虫”はどこかへ行ったようだ。

娘よ、小学生の通過儀礼だ。強くなりなされ。

しかし、方言は違えどどこの小学生も先生に言いつける前に歌うのか。面白いなぁ、ルーツはなんだろう…

 

***
お便りで、自分の記憶違いに気がつきました。

「し〜らんたい、こ〜らんたい」でした!

今でも子どもが悪いことをしたら「もう!知らんよ!」ってついつい言っちゃうのにすっかり忘れてた。やだやだ、恥ずかし(ノ_<)
思い出させてくれたpecoさん、tonchikiさん、ありがとうございます。
でも、こんなことで同郷の友達に連絡することもないから、こんな風にお話しできて、なんだかすごくホクホクしています♪