この息子 凶暴につき

我が家の暴君。
 
１歳の息子は噛みグセがひどい。
 
嬉しくてたまらない時、大好き！の気持ちが小さな胸からあふれて、こぼれて、はみだして…
つい、噛んでしまうらしい。
娘に言わせれば、大好きのちゅう、の最大級なんじゃないかって。
そういう娘は小さい頃、大変なキス魔だった。その娘が言うならそうなんだろう。
 
 
「ぉあーたん！」
息子はにっこにこ笑顔で抱きつき、私の顔をそっと両手で捕まえて…鼻を齧る。
 
ほっぺにスリスリする内に嬉しくなって、ほっぺを齧る。ついでにあごを齧る。
 
今朝はついにまぶたを齧られた。
 
お気づきかもしれないけれど、ここまでくると“ほっこり”しない。小さいながら、ちゃんと歯はある。
グッサリ。ガジリ。激痛。
 
まぶたはエグい。
 
それでも、ぎゅぅと抱きしめると嬉しそうにキャッキャと笑い、母の周りをポタポタと走り回る姿はこの上なくかわいい。
ふくふくのモチモチで、よくもまぁこんなかわいらしい姿で、あらまぁ…なんとも…
たまらず、ぎゅぅとすると、息子も嬉し過ぎてガジリぃ！…となるのが悩ましい。
私の顔は今日も小さなかさぶただらけ。
 
我が家の１歳男子は、赤ちゃんの着ぐるみを着たクマかもしれない。
何を言ってるかわからないかもしれないけれど、ちょっとケモノじゃないかと思うの。うちの子。

↑とびだす絵本を読んでいたら、飛び出したくなっちゃったらしい。